当院の特徴
治療理念
一般的なメンタルクリニックや精神科・心療内科の外来では、5分診療、薬を出されるだけで話を聞いてもらえないという訴えをよく耳にします。さらに、訴えに応じて薬が増えてしまい、受診前よりも状態が悪くなることも頻繁にあるようです。
本来、心の病気に対する生物学的な治療である薬物療法は、骨折に対するギプスや松葉杖の役割とみなすことができます。 心の病気からの回復には、リハビリテーションである精神療法が必要不可欠です。
しかし精神療法は実施できる医療機関や治療者が限られているため、実際の臨床では短時間の薬物療法偏重主義にならざるを得ない悪循環が指摘されています。
こころの健康クリニック芝大門では、対人関係療法と心理教育(トラウマ・インフォームド・ケア)などを中心に、少量の薬物療法や漢方薬を併用し、精神科産業医としての視点を活かしながら、心が本来持っている力を取り戻し、生きづらさ解消して働き続けられるための、患者さん一人ひとりに合ったオーダーメイドの治療を一緒に考えていきます。
診療内容
- メンタルヘルス外来
少量のお薬と精神療法をメインにした働き続けるための治療
発達性トラウマ障害や複雑施PTSDの治療が専門です。
適応障害、うつ状態・うつ病、性格と間違われやすい慢性うつ病(気分変調症)、不安障害の治療も行っています。
精神科産業医として発達障害の人が働き続けるためのサポート(職場への働きかけ)なども行っています。働く人のメンタルヘルス外来は《こちら》をごらんください。
- 産業医が指導する対人ストレスに特化したリワークプログラム
社会リズム療法、グループ対人関係療法を柱に認知行動療法など多様な心理社会的治療を行います。
対象疾患:適応障害、うつ状態・うつ病、双極性障害、不安障害などです。
リワーク外来は《こちら》をご覧ください。
- 対人関係療法による専門的な治療・カウンセリング
治療効果が科学的に立証されている対人関係療法による治療を行います。
神経性過食症、過食性障害(むちゃ食い障害)
対人関係療法は、栄養状態が改善し身体的なケアが必要なくなった状態(BMI:16.5以上)を、外来での精神療法が可能な状態と考えます。
対人関係療法による治療のお申し込みは《こちら》をご覧ください。