こんにちは。寒い日が続いていますがいかがお過ごしでしょうか。

上野動物園のジャイアントパンダの赤ちゃん、シャンシャン(香香)の一般公開から1週間が経ちました。今年の6月12日に生まれたシャンシャン、ずいぶん大きくなりました。10日おきにニュースで映像が流れていましたが、木に登ろうとして足が届かなかったり、ドアの格子につかまっていて落っこちたり、飼育員さんの足に片足タックルしてぶら下がったり、何をしていてもかわいいですね。
現在、1日の公開時間は2時間半。人数も2000人までと制限をされていて、観覧の抽選倍率は最高で144倍!(12月23日)だったそうです。公開初日のシャンシャンは、大勢の人に見られてもいつも通り過ごしていたようです。シャンシャンは、公開に向けて少しずつ人に慣らす練習をしてきたそうで、大勢の人に見られても動じずにいられるのは、訓練の成果の現れですね。それでも、観覧をする人は、フラッシュを使って撮影したり大声を出したりすることなく、マナーを守って、静かに温かく、シンシンとシャンシャン親子を見守ってほしいものです。(リーリーも。)

ジャイアントパンダは食肉目、クマ科の動物で、遺伝的には肉食獣ですが、主食は竹です。竹は栄養価が低いそうで、パンダは1日14時間も食べ続けているそうです。竹は数十年に一度、一斉に開花して枯れてしまいます。その時期に餓死してしまうパンダも多いそうです。しかし、リスクがあっても竹を主食にすることで、パンダは今日まで生き残ってこられたのだと思います。
よく、「変化に最も対応できる生き物が生き残る」といわれています。人間と他の生物は違う、というご意見もあるかと思いますが、他の生き物の生き方、戦略もヒントになるような気がします。
私が持っている進化論の本は、「環境は変化し続けるもの」という切り口から「協力行動」という生物の生き残り戦略に注目して書かれているのですが、とても興味深いです。強い者だけが生き残るのではないそうで、他者と協力しながら、変化する環境の中で命をつないでいる生き物について紹介しています。(うまく説明できないので詳細は省きます・・・。)

職場環境の変化に対応する、ということに置き換えて考えてみるとどうなるのでしょうか?
働いていると部署異動があったり、昇進があったり、いやな人が上司になったり、様々な変化があると思います。中にはそれが引き金となり、うつ状態になって休職される方もいます。仕事を一定期間お休みして再び職場に戻ることになるのですが、これまでとは違う戦略でいかないと、再び調子をくずしてしまうことにもなりかねません。
自分が強くなるという方法もあるかもしれませんが、ハードルが高い気もします。そこで、この本に書かれている「協力行動」という戦略が役に立つのではないか、と思います。誰かと協力しながら、困ったことに対処したり、おたがい様で助けあったり。それほどタフでない人の生き残りの方法として使えそうな気がします。
しかしながら、他者との協力にはコミュニケーションが不可欠です。自分から周囲に働きかけて、すこしずつ味方を増やしていくことができるようになると、復職後の職業生活も変わってくるのではないかと思います。
うつ病などの病気になって、仕事をお休みすることになるのは辛いことです。しかし、ものごとのとらえ方やコミュニケーションのとり方をバージョンアップさせて、違うやり方もできる自分に進化するチャンスになるのでは、とも思います。

ジャイアントパンダの生息数は1800頭だそうです。生息地である中国南西部の山林も開発等で小さく分断されていて、生息地の破壊が今も続いていることが影響しているようです。パンダの適応力をはるかに超えたスピードで環境破壊が進んでいるのだと思われます。
パンダのいない世界になってほしくないと願ってやみません。そして、シャンシャンの成長をこれからも見守りたいと思います。

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