こんにちは、新米臨床心理士のM美です🌞

ついに蝉の声も聞こえてくるようになりましたね…
私は蝉がとても苦手なので夏場はいつもびくびくしながら道を歩いています。

そうそう!

道端で死んでいると思った蝉がいきなり暴れだしてびっくりすることを『セミファイナル』と呼ぶそうですよ!!!

私が小学生の頃は『蝉爆弾』と表現していましたが、皆さんはあの心臓に悪い夏のトラップをなんと表現しているのでしょうか???

今週のテーマは【うつ病の不眠】!

抑うつ状態とうつ病の不眠には大きな違いがあるのです!

どんな違いがあるのでしょうか???

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M美:「今週もよろしくお願いします!」
I先生:「はい、よろしくお願いします。」
M美:「今週は【うつ病の不眠】についてお伺いしたいと思います。」

I先生:「では、М美さんは抑うつ状態とうつ病の違いをどこまでご存知ですか?」
M美:「前にО先生が、うつとは『脳のエネルギーが減っている状態』であり、『脳の症状寄り』の人と『心の症状寄り』の人がいるとおっしゃっていました!脳の神経伝達物質のネットワークのバランスが乱れたり、元々神経伝達物質の分泌が弱いといった『脳の症状寄り』がうつ病で、ストレスに感じる状況が長期間続いたり、元々ネガティブな思考パターンを持っているといった『こころの症状寄り』が抑うつ状態ですかね?」
I先生:「大きく分けるとしたら今、М美さんが説明した通りといえるでしょう。」

I先生:「例えば、いつも残業が5時間あるため睡眠時間は1日4時間取れればいい方、休日出勤も当たり前で、昼食はサンドイッチやおにぎりを片手に仕事に取り組んでいる状態が長期間続いたとしましょう。これはまじめな人が起こしやすいと言われている典型的な「うつ病」のパターンなのですが、このように過剰に頑張りすぎている生活が長期間続けていれば、脳のエネルギーが枯渇し正常に働かなくなってくるのは当たり前ですね。脳は生命活動の維持を優先としますから、感情をコントロールしたり思考したりするといった機能にエネルギーが回らなくなってきます。」
М美:「ある日、突然涙が止まらなくなってしまった、頭が回らないといった訴えは、脳が少なくなってしまったエネルギーをなんとかやりくりして生命を維持してくれているからだったんですね!少ないエネルギーでやりくりしているので脳内のホルモンバランスが乱れてしまうのは当たり前ですね!」

I先生:「うつ病の場合入眠困難と早朝覚醒が症状として現れますが、これらの症状は何のために現れていると思いますか?」
М美:「えっ何のために症状が現れているか、ですか?えー…え?なんでだろう???」
I先生:「実はうつ病の人は身体と脳の時間のリズムがずれてしまっているんですね。」

М美:「身体と脳の時間のリズムがずれている??!」

I先生:「そうなんですよ。うつ病の脳の時間は身体の時間と比較して約6時間遅れていると言われています。」
M美:「えええ、そんなにずれているのですか!!?」
I先生:「例えば、身体が5時に覚醒したとすると、脳が起きるのは約6時間ズレていますから昼近い時間にやっと覚醒することになります。そして夜、身体が疲れて寝ようと思っても約6時間ズレていますからまだまだ脳は起きたばかりで覚醒状態ですから眠りたくても眠れなくなってしまうんですね。さらに身体は起きているのに脳に従ってベッドでだらだらと過ごしてしまうと『ベッドが眠れない場所』として学習してしまい、どんどん眠れなくなってしまいます。」
M美:「なるほど…リズムのズレによって入眠困難が起こっていたのですね。では、なぜ身体の方は早く起きようとするのでしょうか?」
I先生:「身体は6時間遅れているズレを取り戻そうと起こしてくれているんですよ。」
M美:「すごい!早朝覚醒は身体がズレを治そうと起こしてくれていたんですね!とはいってもうつ病の脳はエネルギー不足からなっているわけでやはり休息が必要なのではないですか?」
I先生:「そうですね。なので、ベッドから出てソファーなのでうとうとするのがいいんですよ。脳に熟睡は終わったのだと知らせるのです。」
M美:「つまり睡眠ではなく仮眠であることを脳に教えるわけですね!」
I先生:「その通り!脳中心の生活から身体中心の生活にシフトすることはとても大切なことです。そのためにはやはり朝、光を浴びることが重要になってきます。」

M美:「I先生、うつ病の不眠と抑うつ状態の不眠は違うのですか?」
I先生:「抑うつ状態の時はそもそも早朝覚醒がみられません。入眠困難においても身体と脳の時間リズムにズレが生じたために起こるのではなく、夜遅くまで起きていたり二度寝をしてしまうことによって起床時間が昼にずれ込み、夜眠れなくなってしまったという生活習慣の乱れが原因の場合がほとんどです。」
M美:「似ているようで全然違う畑の話だったんですね…」
I先生:「うつ病と抑うつ状態はベテランの精神科医でも見分けるのは難しいと言われています。この2つを見分けるためには数回の診察が必要となってきますし、ストレスによって抑うつ状態になりますが、そのことについて思い悩む内に脳のエネルギーが枯渇し、うつ病になってしまう場合もあります。」
M美:「区別したり、もう1段階症状が進行していないか確認してもらうためにも通院を継続することは大切なことなんですね!」

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今週はここまで!

身体と脳に約6時間のズレが生じていたなんて驚きですね!

来週は今回の日記に入りきらなかった【不眠についてのあれやこれや】をお伝えしていきたいと思います!

それでは、また来週〜♪